カワムラ623 (心理カウンセラーの体験談)

コロナ、老親介護、心理カウンセラーカワムラが自分の問題とどう向き合ったかお話しします。

コロナ孤独その後

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新型コロナ感染が急速に拡大した春から、すでに半年以上が経ちました。

「こんな人間もいる」ということが少しでも誰かの気休めになってくれればと思い、ひっそりと始めた動画とブログ。今は老親問題ついて語っていますが、今後も折をみて「コロナその後」をここにアップデートしていきたいと思います。
 

‐コロナ孤独その後 

緊急事態宣言時は、仕事やセールスの電話でも、ただただ人と話せるだけでうれしかった私でした。 やたらネット飲み会もしました。 

その後、週3日短時間のコールセンターのバイトを始めてからは、人と話す時間が飛躍的に増えました。(短時間とはいえ、ずーっと誰かと話している状態なのです)

すると、不思議なことに孤独を感じなくなったのです。

電話の相手は自分にとって親しくも何でもないのに、たとえ事務的な内容でも、言葉のやりとりをするということは、多少でもお互いの心が通いあうものなのだという事を発見しました。

しかも、リスクを負って働く私に感謝の言葉をかけてくださる方もいて、心やさしい人が世の中に沢山いるとうれしく思いました。

あ、もちろんいい事ばかりじゃありません。怒られる事もあります。

そんな時、思い出すのが私の父の言葉。

彼は、脳梗塞になる前まで続けていた社交ダンスのサークルでセクハラ嫌疑をかけられ、女性からあからさまに避けられた事がありました。その辛い時期を、父は一貫して毅然とした態度で普通に接することで、一部の過敏なグループの沈静化に成功し、見事乗り越えたのです。

その話をしてくれたときに彼は「こうやって色々と面倒な事が起こるのも、自分が社会の一員として人と関わっていると実感できて、むしろありがたい」と言ったのです。

 

その話を聞いたとき、私は父の素晴らしい姿勢に感動しつつも、この心境は社会活動が縮小した老人ならではのものだと、ちょっと他人事に感じていました。

 

ところが、コロナ孤独を経験した今、父のその言葉は完全に私の心とシンクロしています。

そして、この経験が今後の自分が取り組むライフワークにとって、大きなプラスになると確信しています。サンキュートーチャン!あんたはスゴイヤツ!