カワムラ623 (心理カウンセラーの体験談)

コロナ、老親介護、心理カウンセラーカワムラが自分の問題とどう向き合ったかお話しします。

コロナ感染対策その後

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 以前動画で語った感染防止対策は「買ったものアルコールゴシゴシ」も含めて、すべて今も継続しています。 外食も3月31日の退職ランチ以来一度もしていません。 時々バーの前を通りかかったときに「生ビール…」という誘惑に駆られたりしますが、思いのほかストレスにはなっていないようです。

 

そんな私ですが、9月にヘアサロンに行って髪の毛を切りました。

新型コロナが始まるまでは、2カ月に1回くらいの頻度で髪を切っていた私なので、半年以上放置しているのはとても辛かった。

実は、動画をアップした7月下旬の時点で「東京の感染者が一桁になったら髪切るぞ!」と、心に決めていたのです。

ところが、その後感染者数はあれよあれよという間に急激に増加…そしてなかなか減らないし…。

そして、私の葛藤が始まりました。

「感染予防に全力を尽くす」というポリシーと「自分の髪の毛を見ると、何とも不快」という感情とのせめぎあいの日々でした。

ある日には「せっかくここまでポリシー守ってきたんだ、絶対やり遂げよう。 そうだ、ウィッグかぶればいいんじゃん!」と、楽天のショッピングカートにウィッグを入れました。

「こうなりゃ自分で切ってみるか!失敗したらウィッグだ!」と、自分で髪を切る方法をネット検索した事もあります。

 

そして9月のある日、「いったいおまえは髪の毛の事で、どれだけのエネルギーを使っているんだ? さっさと切って、もっと大事なことにエネルギー使えっ!」という言葉が、突然脳裏に鳴り響いたのです。

 

そうなんです「感染リスクへの取組み」という本来の主旨はもはや建前だけになっていて、「自分の決めたことを守る」という自己満足を捨てられなくてあがいていた自分に、とうとう気づいた瞬間でした。

 「本末転倒」

「敵は己(おのれ)の中にあり」

 

速攻で髪を切りに行った私でした。

あ~危なかった!

あのままだと、一度決めたら不要なマスクでも無理やり配ってしまうどこぞの政府みたいになっちゃってたよ。

 

ちなみに、楽天のショッピングカートのウィッグは今も入ったままです。自分の愚かさを忘れないように…。