アメリカ永住権なぜ手放した?
以前、持ち物を大量に整理したお話しをしましたね。
その後ときどき、「あれどこだっけ?あ、あのとき捨てたか…」となりますが、後悔したことはありません。
もともと私はだらしなくてモノを大切にしないので、執着心があまり無いのです。
(でも食べ物への執着は最強)
たとえば、同じものでちょっとだけ傷アリと完全無傷のものがあったら、チョイ傷のほうを選んだりします。
なぜなら、どうせいずれ自分で傷つけるから。
「傷つけないように注意したら?!」とのご意見もおありでしょう。
でも「傷つけないように気をつかう」という行為に、自分のエネルギーを使いたくないのです。
だらしない私ですが、もともと限られている自分のエネルギーはできるだけ好きな事(食べるとか)に使いたいという気持ちがすごく強いのです。
私のこのポリシーをあらわす象徴的な出来事が「アメリカ永住権放棄」。
何年も前の話ですが、私は長年住んだアメリカから日本に転居してすぐにアメリカの永住権を返還しました。
その話を日本の知人にすると「えぇえっ!もったいない!!」とずいぶん驚かれたものです。
軽はずみな行為だと、真剣に説教してきた人もいました。
アメリカ大使館の窓口の係員とも、
係員: “Are you sure?”
私: “Positive!”
というやりとりを何回か繰り返したっけ。
理由はシンプルです。
またアメリカに住みたくなったら、そのときにビザ取得のエネルギー使えばいいじゃね?と思っているから。
ちなみに、永住権を維持するために使うエネルギー(推定)は以下のとおり
・毎年の確定申告
・アメリカ入国実績のために年数回1週間程度の米国滞在(グアムじゃダメ)
・入国審査で尋問される可能性と追加ファイリング料の支払い
・更新のタイミングではさらに色々手続き必要
これらの手間に対して、得られる利益は「アメリカ入国審査の待ち時間が短い」だけって…!
パフォーマンス悪いこと山のごとしの風林火山。(意味不明)
※カワムラの私的データに基づいた個人的評価です。